活動報告

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2014年度活動報告

♦セミナー・研修会等の実施

2014年度は、以下のセミナー、ワークショップを開催しました。

セミナー・研修会 内  容 開催日
新任教員FD研修
「学生調査から見た府大生の現状と課題」
「教務に関する各種業務について」
「授業におけるICTの活用について」
「授業を育てる」
2014/4/3
ワークショップ 「より良い学びを促すシラバスの作成方法」
大阪大学教育学習支援センター副センター長
大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部門
准教授 佐藤 浩章氏
2014/7/4
FDセミナー
「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)
「アクティブラーニングとしての反転学習」
関西大学教育推進部 准教授 森 朋子氏
2014/10/20
FDセミナー
「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)
「単位の実質化とIRの役割」
北海道大学高等教育推進機構
教授 細川 敏幸 氏
2014/12/8

 

♦学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)の運用

学習と教育の継続的自己改善などを支援するための「学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)」の運用を行っています。学域生には、本サイト上で半期毎に 「半期学習目標」「授業ふり返り」「半期ふり返り」を入力してもらい、また学部生・院生には「授業ふり返り」を授業アンケートとして回答してもらっていま す。本サイトは、学生の学習ポートフォリオとしての役割を担うだけでなく、授業担当教員による授業分析や学生アドバイザーによる学生指導に役立てられるよ うになっています。
また、授業時間を利用して「授業ふり返り」の入力を行う場合に、入力がよりスムーズになるよう、来年度に向けてシステムの改修を進めました。

 

♦教学IRへの取り組み

「大学IRコンソーシアム」は、平成21年度から23年度まで採択された文部科学省「戦略的大学連携支援プログラム-相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出-国公私立4大学IRネットワーク」が発展したもので、現在(平成27年3月)本学を含む40大学が参加しています。また、8大学(北海道大学、お茶の水女子大学、琉球大学、大阪府立大学、玉川大学、同志社大学、関西学院大学、甲南大学)で取り組んでいる平成24年度に採択された大学間連携共同教育推進事業「教学評価体制(IRネットワーク)による学士課程教育の質保証」とも連携を図り、採択期間終了後もその事業を継続的に発展させ、わが国の高等教育機関での教学評価コミュニティを育成することを最終目標としています。

IRネットワーク報告書

大学IRコンソーシアム

 

♦学生調査の実施

大学運営や教育改革の効果を検証するために学生調査を行いました。それを大学内の様々なデータに加え、IRを通じて質保証に結びつけることを目指しています。一年生調査・上級生調査・卒業生調査は上記の8大学連携事業の一環として実施(一年生調査・上級生調査は大学IRコンソーシアムの調査としても実施)、卒業予定者アンケート・修了予定者アンケートは大学独自で実施しています。
学生調査の結果(件数・集計)および、完成した分析報告書は、FDに関する全学委員会で報告するとともに、センターのウェブページに掲載しています(学内限定)。

・一年生調査の実施期間:2014年10月2日、11月4日~11月26日
・上級生調査の実施期間:2014年8月8日、9月26日~10月20日
・卒業予定者アンケートの実施期間:2014年10月1日~2015年1月19日
・修了予定者アンケートの実施期間:2014年11月1日~2015年2月13日
・卒業生調査の実施期間:2014年9月17日~10月31日

学生調査

 

♦「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)の取り組み

本学は大学教育再生加速プログラムに「アクティブ・ラーニング」と「学修成果の可視化」の複合型で応募し採択されました。今年度から平成30年度まで5年間補助が続きます。
本学ではこれまでも学士課程において学修成果目標を定め、目標達成のためのカリキュラム改革として初年次に能動的な学びへの転換を目標としたアクティブ・ラーニング科目「初年次ゼミナール」を必修科目として設置し、学修成果把握のため学生調査を継続的に実施してきました。しかし、授業外学習時間は微増に留まり、GPAが知識習得以外の学修成果との相関が小さいこと等の課題が顕在化しています。
これらの課題を解決するため、本プログラムではアクティブ・ラーニング科目を専門教育においても体系的に位置づけ、反転授業を特定学域で先行導入し全学に拡大することを目指しています。また、成績評価にルーブリック評価を採用し、知識修得以外の能力がGPAに反映できる成績評価方法の開発も行います。さらに、ラーニングコモンズでの学修支援を充実し、学生調査と学生ポートフォリオから学修成果目標の達成度の測定も行います。最終的にはGPAが学修成果と連動する学士課程教育の実現を目指すという壮大なプログラムです。今年度は、総合リハビリテーション学類、知識情報システム学類、環境システム学類での専門科目でのアクティブ・ラーニング授業の導入、ラーニングコモンズへのTAの導入検討、学修成果把握のためのジェネリックスキル測定テスト(Prog)の試行などを実施しました。

「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)

 

♦印刷物等発行

■センターニュースの発行

センターニュース「フォーラム誌」を3号(第23、24、25号)発行し、学内の全教職員に配布した他、他大学FD関連部署や、大阪府・その他の高等学校にも送付しました。

 

■センターからのお知らせを「ニュースメール」にて全教職員に5回学内配信しました。