活動報告
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2015年度活動報告
♦セミナー・研修会等の実施
2015年度は、以下のセミナー、ワークショップを開催しました。
セミナー・研修会 (センター主催) |
内 容 | 開催日 |
新任教員FD研修 |
「学生調査から見た府大生の現状と課題」
「教務に関する各種業務について」 「授業におけるICTの活用について」
「授業を育てる」
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2015/4/3 |
FDセミナー | 「研究公正の推進と責任ある研究者の養成」 中村 征樹 氏 (大阪大学 全学教育推進機構 准教授) |
2015/5/19 |
FDワークショップ ※AP事業 |
あたまの中の評価基準を「みえる化」する方法 ー ルーブリックを用いたパフォーマンス評価の実践 ー 第1部:レクチャーセッション、事例紹介 第2部:ワークセッション |
2015/9/2 |
FDセミナー ※AP事業 |
第1回アクティブ・ラーニング報告会 総合リハビリテーション学類における「平成27年度反転授業の経過報告」 |
2015/11/20 |
ポートフォリオ成果報告会 ※AP事業 |
ポートフォリオ成果報告会 星野 聡孝 (高等教育開発センター 副センター長) 畑野 快 (高等教育開発センター 特認助教) 報告者: 学生3名 |
2015/12/10 |
FDセミナー ※AP事業 |
第2回アクティブ・ラーニング報告会 知識情報システム学類・環境システム学類の取組事例報告、ポイント解説等 |
2016/2/8 |
合同フォーラム ※AP事業 |
「共通の学生調査を用いた学修成果の可視化への取組 ー データに基づくFaculty Developmentの展開 ー 」 ・「大学教育再生加速プログラム(AP)」事業の目的とその概要 ・基調講演「大学IRコンソーシアムで可視化できること、できないこと」 ・事例報告 1 畑野 快 (大阪府立大学 高等教育開発センター 特認助教) ・パネルディスカッション |
2016/2/22 |
セミナー・研修会 (センター共催) |
内 容 | 開催日 |
SDワークショップ ※AP事業 主催:人事課 |
「データに基づく教学マネジメント」
講師:高橋 哲也(大阪府立大学 学長補佐) |
2015/11/18 |
産学官連携セミナー
主催:地域連携研究機構 |
「国際標準化の重要性について」
講師:大塚 玲朗 氏(経済産業省 産業技術環境局 基準認証政策課) |
2015/11/25 |
※「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)
♦学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)の運用
学習と教育の継続的自己改善などを支援するための「学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)」の運用を行っています。学域生には、本サイト上で半期毎に「半期学習目標」「授業ふり返り」「半期ふり返り」を入力してもらい、また学部生・院生には「授業ふり返り」を授業アンケートとして回答してもらっています。本サイトは、学生の学習ポートフォリオとしての役割を担うだけでなく、授業担当教員による授業分析や学生アドバイザーによる学生指導に役立てられるようになっています。
今年度から、QRコードにより「授業ふり返り」入力画面へ直接アクセスできるようになり、授業時間を利用しての「授業ふり返り」が実施しやすくなりました。また、「学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)」の運用開始から4年目となることを踏まえ、12月に「ポートフォリオ成果報告会」を開催して、学生3名による報告とともにポートフォリオ導入の効果検証を行いました。
♦教学IRへの取組
「大学IRコンソーシアム」は、平成21年度から23年度まで採択された文部科学省「戦略的大学連携支援プログラム-相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出-国公私立4大学IRネットワーク」が発展したもので、現在(平成27年12月)本学を含む41大学が参加しています。また、8大学(北海道大学、お茶の水女子大学、琉球大学、大阪府立大学、玉川大学、同志社大学、関西学院大学、甲南大学)で取り組んでいる平成24年度に採択された大学間連携共同教育推進事業「教学評価体制(IRネットワーク)による学士課程教育の質保証」とも卒業生調査などを通じて連携を図り、採択期間終了後もその事業を継続的に発展させ、わが国の高等教育機関での教学IRの基礎データの提供と分析を行うとともに質保証のための教学評価コミュニティを育成することを最終目標としています。
♦学生調査の実施
大学運営や教育改革の効果を検証するために学生調査を行いました。それを大学内の様々なデータと連携して分析し、質保証と教育の改善に結びつけることを目指しています。一年生調査・上級生調査・卒業生調査は上記の8大学連携事業の一環として実施(一年生調査・上級生調査は大学IRコンソーシアムの調査としても実施)、修了生調査、卒業予定者アンケート・修了予定者アンケートは大学独自で実施しています。
学生調査の結果(件数・集計)および、完成した分析報告書は、FDに関する全学委員会で報告するとともに、センターのウェブページに掲載しています(学内限定)。
・一年生調査の実施(2015年10月1日、11月6日~11月30日)
・上級生調査の実施(2015年8月11日、9月26日~10月30日)
・卒業予定者アンケートの実施(2015年10月~2016年1月)
・修了予定者アンケートの実施(2015年11月~2016年3月上旬)
・卒業生調査の実施(2015年8月~9月)
・修了生調査の実施(2015年8月~9月)
➡学生調査
♦「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)の取組
本学は大学教育再生加速プログラムの「アクティブ・ラーニング」と「学修成果の可視化」に複合型で応募し採択されており、平成26年度から平成30年度まで5年間補助が続きます。
本学ではこれまでも学士課程において学修成果目標を定め、目標達成のためのカリキュラム改革として初年次に能動的な学びへの転換を目標としたアクティブ・ラーニング科目「初年次ゼミナール」を必修科目として設置し、学修成果を把握するために学生調査を継続的に実施してきました。しかし、授業外学習時間は微増に留まり、GPAが知識習得以外の学修成果との相関が小さいこと等の課題が顕在化しています。
これらの課題を解決するため、本プログラムではアクティブ・ラーニング科目を専門教育においても体系的に位置づけ、その一技法である反転授業を特定学域で先行導入し全学に拡大することを目指しています。また、成績評価の方法にルーブリックを採用し、知識修得以外の能力がGPAに反映されるよう成績評価を工夫します。さらに、ラーニングコモンズでの学修支援の充実、学生調査と学生ポートフォリオから学修成果目標の達成度の測定も行います。最終的にはGPAが学修成果と連動する学士課程教育の実現を目指します。
今年度は、AP事業の対象となっているアクティブ・ラーニングの報告会、ポートフォリオの成果報告会、ルーブリックの作成に関するワークショップ、他大学と連携した合同フォーラムを実施しました。
♦印刷物等発行
■センターニュースの発行
■センターからのお知らせを「ニュースメール」にて全教職員に4回学内配信しました。