活動報告
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2016年度活動報告
♦セミナー・研修会等の実施
2016年度は、以下のセミナー、ワークショップを開催しました。
(センター主催セミナー・研修会等)
セミナー・研修会 | 内 容 | 開催日 |
新任教員FD研修 |
「学生調査から見た府大生の現状と課題」
「授業を育てる」
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2016/4/8 |
ビデオ研修
「授業におけるICTの活用について」 「教務に関する各種業務について」 ※本年度より新任教員FD研修の一部を、録画ビデオの視聴によるビデオ研修にしました。
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FDワークショップ ※AP事業 |
「学生の自己学習を促す『教材開発アプリ』の活用術」 講師:清原 文代(高等教育推進機構 教授) |
2016/7/1 |
FDセミナー ※AP事業 |
「グループワークを豊かな学習活動とするために-ジグソー法の理論的背景とその活用-」 講師:益川 弘如 氏(静岡大学大学院教育学研究科 准教授) |
2016/11/4 |
セミナー ※AP事業 |
コモンズTA研修 | 2017/3/30 |
(センター共催セミナー・研修会等)
セミナー・ 研修会 | 内 容 | 開催日 | 共催・主催 |
SDワークショップ ※AP事業 |
「IRと学修成果-本学の学修成果可視化の取組-」 講師:高橋 哲也 (学長補佐・高等教育推進機構副機構長) |
2016/9/23 | 共催:総務部人事課 |
セミナー | 「教育実践論文を書くための統計解析入門」—授業実践を研究に- 講師:水本 篤 氏(関西大学外国語学部 准教授) |
2016/11/26 | 主催:中国語教育学会 |
FDセミナー ※AP事業 |
「専門科目でのディベートの効果的な活用」 講師:東條 元昭(応用生命系 准教授) |
2016/12/21 | 共催:グローバル化推進室 |
合同フォーラム ※AP事業 |
「学士課程教育における内部質保証システムの構築にむけて- 3つのポリシーと学修成果の可視化の連動性に着目して-」 | 2017/2/9 | 共催:関西大学 |
セミナー ※AP事業 |
「学生の主体的・協調的な学びをもたらす反転授業- 山梨大学の事例- 」 講師:塙 雅典 氏(山梨大学工学部電気電子工学科 教授) |
2017/3/17 | 主催:総合リハビリテーション学類 |
※「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)
♦学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)の運用
学習と教育の継続的自己改善などを支援するための「学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)」の運用を行っています。学域生には、本サイト上で半期毎に「半期学習目標」「授業ふり返り」「半期ふり返り」を入力してもらい、また学部生・院生には「授業ふり返り」を授業アンケートとして回答してもらっています。本サイトは、学生の学習ポートフォリオとしての役割を担うだけでなく、授業担当教員による授業分析や学生アドバイザーによる学生指導に役立てられるようになっています。 |
授業内で「授業ふり返り」が実施しやすくなるよう、昨年度より、授業ごとにQRコードが発行できるようになりましたが、今年度は、QRコードを授業担当の先生方に直接メールでお送りし、利用の促進を行いました。 また、来年度に予定している「学習・教育支援サイト(ポートフォリオ)」のシステム更新に向け、現行システムの課題を整理し、「授業ふり返り」の質問項目見直しと新システムの仕様策定を行いました。 |
♦教学IRへの取組・学生調査の実施
・大学IRコンソーシアム ・平成24年度大学間連携共同教育推進事業「教学評価体制(IRネットワーク)による学士課程教育の質保証」 「大学IRコンソーシアム」は、平成21年度採択(事業期間平成23年度まで)文部科学省「戦略的大学連携支援プログラム-相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出-国公私立4大学IRネットワーク」が発展したもので、現在(平成28年12月)本学を含む49大学が参加しています。また、北海道大学、お茶の水女子大学、琉球大学、大阪府立大学、玉川大学、同志社大学、関西学院大学、甲南大学で取り組んでいる平成24年度に採択された大学間連携共同教育推進事業「教学評価体制(IRネットワーク)による学士課程教育の質保証」(8大学連携事業)とも卒業生調査などを通じて連携を図り、採択期間終了後もその事業を継続的に発展させ、わが国の高等教育機関での教学IRの基礎データの提供と分析を行うとともに質保証のための教学評価コミュニティを育成することを最終目標としています。 |
大学IRコンソーシアム:今年度より代表会員校を務めることになりました。今年度は、コンソーシアムの法人化とIRシステムのリプレースに関する議論を進めています。会員校は6月総会時の39校から49校まで増加し、共通の学生調査を通じ我が国の大学生のベンチマークとなるデータを提供できるようになりました。 8大学連携事業:最終年度にあたる8大学連携事業では、外部評価委員会とシンポジウムを開催し、本学はシンポジウムで講演を行いました。8大学連携事業の成果は大学IRコンソーシアムに引き継がれる予定です。 |
・学生調査の実施 大学における教育の成果を測定することを目的として、学生調査を行い、学内の様々なデータと連携して分析し、質保証と教育の改善に結びつけることを目指しています。学生調査の結果(件数・集計)および、完成した分析報告書は、FDに関する全学委員会で報告するとともに、センターのウェブページに掲載しています(学内限定)。 |
今年度は、大学IRコンソーシアム・8大学連携事業の一環として、一年生調査(9月~12月)・上級生調査(8月~10月)を実施しました。調査結果については2015年度の比較して差があった項目を中心に教育改革専門委員会で報告し、学類ごとの集計結果を高等教育開発センターのウェブサイトで学内向けに公開しています。また、本学は卒業後5年経過した方を対象として、卒業生調査を実施し、その結果も教育改革専門委員会で報告しました。 |
➡学生調査
♦「大学教育再生加速プログラム」(AP事業)の取組
本学は平成26年度文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP)」に複合型(テーマI「アクティブ・ラーニング」、テーマII「学修成果の可視化」)で採択されています。今年度、事業期間が1年間延長されることになり、平成31年度まで補助を受け事業を進めることとなりました。 テーマI「アクティブ・ラーニング」では、共同知識構築システム(SQUISH システム)の開発やタブレットPCの導入、反転授業用コンテンツの作成を支援するほか、FDセミナーやFDワークショップの開催によりアクティブ・ラーニングを推進します。また、「初年次ゼミナール」の成績評価にルーブリックを導入し、普及を図ります。加えて、ラーニングコモンズに学習支援を行うTA(コモンズTA)を配置し、学習環境の充実を図ります。 テーマII「学修成果の可視化」では、各種学生調査(一年生調査、上級生調査、卒業・修了予定者アンケート)により学修成果を可視化し、その結果を教育改善活動へと活かしていきます。 |
今年度の取組みは以下の通りです。 「アクティブ・ラーニング」に関しては、「教材開発アプリ」を扱ったFDワークショップ、ジグソー法を紹介するFDセミナー、英語によるディベートを取り入れた授業実践報告を開催しました。また、アクティブ・ラーニングに関する教員インタビューを行い、ニュースレターとしてまとめ学内の先生方・学生へ紹介しました。ルーブリックについては、「初年次ゼミナール」での実践を担当者向け説明会にて紹介しました。 「学修成果の可視化」に関しては、他大学と連携し「学修成果の可視化」をテーマとした合同フォーラムを開催しました。また、上級生調査の結果を学類毎にフィードバックし、学年ごとの変化や学部制から学域制への移行に伴う変化を確認するとともに、報告書としてまとめました。 |
♦学生FDスタッフ活動
本学では、平成24年10月より、教職員と協働で、教育改善について企画・提案できる学生を募集し、高等教育開発センターの学生FDスタッフとして、様々な企画を立ち上げ実施しています。 |
今年度は、5月に大学生活の疑問や悩みを話し合う機会”しゃべり場”を開催し、スタッフ・関係者を含め、29名の学生が参加しました。8月と11月には、工学域機械系学類、生命環境科学域応用生命科学類の2学類で、学生課程相談会を開催しました(1年生の参加者は合わせて122名)。本企画は、課程配属を控えた1年生を対象に、各課程の上級生から生の声を聞いてもらうことで、不安を解消し、課程配属の際に役立ててもらおうというものです。また、応用生命科学類の課程配属経験者に課程配属について、希望課程を決めた時期やどのように情報を得たかのアンケートを実施し、課程配属がどのように行われているかの参考資料にしました。これらの取組みに加え、自己紹介企画を実施し、学生FDスタッフ内で相互理解を深めました。 |
➡ 学生FD活動
♦印刷物等発行
■センターニュースの発行
センターニュース「フォーラム誌」を3号(第29、30、31号)発行し、学内の全教職員に配布した他、他大学FD関連部署や、大阪府・その他の高等学校にも送付しました。
■センターからのお知らせを「ニュースメール」にて全教職員に3回学内配信しました。